広島カープ、オスカル仲尾次投手は、今年活躍できるか。
プロ野球はもうすぐキャンプイン。広島ファンとしては、今年も優勝への期待が膨らんで、今からシーズン開幕が楽しみです。
鈴木や菊丸など若手が台頭している中、広島カープのウィークポイントの一つとしてあげられるのが左ピッチャー。そこで期待されるのが、2年目のオスカル仲尾次投手です。
1.オスカル仲尾次投手の経歴
ブラジル・サンパウロ州生まれで、ヤクルト野球アカデミーなどを経て、高校卒業後に来日。白鴎大学で通算28勝と活躍しました。4年時の2012年にプロ志望届を提出するも指名されず、Hondaで野球を継続。2013年には、第3回WBCのブラジル代表に選出され、日本戦にも中継ぎで登板しています。その時には、井端にヒットを打たれるなど、敗戦投手となっています。Hondaでは中継ぎ・抑えとして3年間活躍し、2015年ドラフトで広島カープに6位で指名されました。
生年月日: 1991年3月28日 (25歳)
身長: 178 cm 体重: 78 kg
プロ入り:2015年ドラフト6位指名
2.2016年度の成績・振り返り
2016年は開幕1軍入りを果たし、3月27日の対横浜DeNAベイスターズ戦において、見事、同年の新人選手の中で最初にプロ初勝利を挙げました。母国ブラジルでも大きなニュースとなりました。
しかしながら、その後は好調を維持することができず打ち込まれる状況が続きました。4月後半には二軍落ちを経験、5月には一軍復帰したものの、7月には再び二軍に降格しました。ルーキーイヤーのオスカル投手は、スタートは素晴らしいものでしたが、浮き沈みが大きく、一年を通じて活躍することはできませんでした。また、日本シリーズにも残念ながら出場できずにおわりました。
【1軍成績】
23試合 2勝0敗0S 22.2イニング 32被安打 8四死球 13奪三振 16自責点 防御率6.35
【2軍成績】
17試合 1勝1敗2S 18イニング 24被安打 7四死球 8奪三振 9自責点 防御率4.50
3.2017年シーズンは?
オスカル投手の2017年は、古巣ホンダのある埼玉・川越市を拠点に自主トレを続け、元日も休まずにトレーニングを積んできたとのこと。2016年のドラフトでは3位で床田寛樹投手(21=中部学院大)が指名され、左腕の開幕1軍争いが激しくなるものと予想されます。スプリットやスライダーのキレとコントロールで勝負するタイプ。さらに磨きをかけて、ライバルに負けず、一軍キップを勝ち取ってほしいですね。