グース外間「時空の花」、アルゼンチン移民の物語
「ねえ、おじい。ぼくはアルゼンチン生まれなのに、なんでぼくの顔はこの国の人と違うの」から始まるビデオクリップ。
アルゼンチンの日系三世であるグース外間さんの「時空の花」。朝から晩まで花を育てて生きてきた「おじい」たち一世を想い歌ったものです。「アルゼンチン国籍であっても、体に流れる血は『うちなんちゅう』なんだよ」というおじいの言葉がいいです。
グース外間さんは、2016年10月にアルベルト城間さんがプロデュースした“OKINAWA LATINA”に参加し、この「時空の花」を披露しています。
インタビューに応えて「この歌はアルゼンチンに渡った祖父が、ウチナーンチュとして僕たちに残してくれた思い、そして僕の祖父に対する感謝の思いを語った歌。移民のことを日本人の心に届けるためにはどうしたらいいかを考えた。日本語で歌うだけじゃ十分じゃない。歌の前に子供の僕とおじいの会話という設定でイントロダクションを挿入することにした。何度も考え、聞き直し、書き直して完成した」と話しています。
アルゼンチンでは医者とミュージシャンの二足の草鞋。今後も活躍を期待しています。
スペイン語版もあります。これもいいです。