文学・書籍
村松友視氏の日系人悪役レスラーを題材にした『七人のトーゴー』を読みました。村松氏は直木賞を受賞した『時代屋の女房』などで有名ですが、1980年代、90年代は『私、プロレスの味方です』を始め、プロレスファンのオピニオンリーダーでもありました。この…
宮内悠介氏の「半地下」を読みました。宮内氏の処女作に手を加えたものを「カブールの園」とともに収録。 主人公は日本人の姉弟。事業で失敗した父にニューヨークまで連れてこられ、そのまま置き去りにされた姉ミヤコと弟ユーヤの物語。現実と虚構、生と死、…
宮内悠介の『カブールの園』を読みました。 子供の頃に受けた人種差別がトラウマとなっている日系三世のレイが主人公。かつて日系人が強制的に入れられたマンサナー収容所を訪問したのを機に、戦中・戦後の日系人の過酷な生活を知り、アメリカへの同化とそれ…
『移民の詩 大泉ブラジルタウン物語』を読みました。いつでも読めると積読状態でしたが、日系人に対する自分の認識も新たにしつつ、一気に読めました。 群馬県大泉町といえば、ご存じの方も多いと思いますが、日系人を中心としたブラジルタウンとしても有名…