「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」の第一回会合が開催されました。
「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」が、岸田外務大臣の下に設置され、第一回会合が3月6日に開催されました。結果は以下の外務省のサイトで報告されています。
中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会第1回会合(結果) | 外務省
その情報を簡単にまとめてみました。
1.設置の目的
2.懇談会委員の方々
堀坂浩太郎 上智大学名誉教授(座長)
ウラノ・エジソン・ヨシアキ 筑波大学人文社会系准教授
3.スケジュールと議題
第一回会合:3月6日(月)
・各界の取組・懇談会への期待
第二回会合:3月27日(月)
・テーマ別議論(「中南米日系社会の現状と世代交代」を踏まえた連携のあり方)
i. 日系団体の現状と日本との交流
ii. 日系社会新世代の意識
第三回会合:4月12日(水)
・テーマ別議論(「日系社会の活動の裾野の拡がり」を踏まえた連携のあり方)
i. 非日系人の参画/非日系人への訴求
ii. 様々なネットワークの拡がり
第四回会合:5月9日(火)
・補論
i. 日系社会人材の活用,在日日系社会
・報告書とりまとめ「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」
4.第一回会議の概要
(1)岸田外務大臣の挨拶(代読)
(2)薗浦外務副大臣の挨拶
(3)堀坂座長の説明: 日本にルーツを持つ日系人は日本にとって重要なパートナ-であり,連携の施策を考える上で世代交代が進み,新たな動きが見られる今が重要な時期である旨を指摘の上,この懇談会の議題が採択された。
(4)各有識者及び出席者による意見交換
5.日本と日系社会連携の座標軸
岸田外務大臣は挨拶の中で、以下の通り説明されています。
安倍総理は,2014年の中南米訪問の際,
① 日系人が現地で築いた信頼こそ中南米地域の日本に対する信頼の基礎である。
② 中南米の未来を担う若いリーダー達との絆を強化する。
③ 日系人が誇りを持てる日本を作るよう努力し,日本と日系社会の絆を深くする。
という3点を明確にされ,この考えが日本と日系社会の連携の座標軸となっている。
安倍総理は2014年にブラジルを訪問された際に、中南米政策スピーチを行っています。その中で日系社会にも触れられています。
Juntos!! 日本・中南米協力に限りない深化を
対中南米外交・三つの指導理念